10/6トーク!

10/6上映後に映画監督の七里圭さん、アニメーション作家の新谷尚之さんをゲストに迎えトークを行いました。

(左より新谷尚之、七里圭、大工原正樹)

新谷さんは試写を含めておそらく10回ほど(!)ホトホトさまを見ているそうです。「しかし『ホトホトさま』は不思議と全然飽きないのですね」と話されていました。また、この日上映の『ミニチカ』(大工原正樹監督)では新谷さんが出演されているのですが、まさに怪演!という言葉がぴったりの見事なコメディアンぶり。「一日で撮影したのですが、40代のおじさんが集まって、大学のサークル活動のように楽しく撮影していました」と大工原監督と振り返っていました。

七里さんは『ホトホトさま』について「よい意味でラフ。観客が入り込んでいける隙があるというのか。志賀さん(キャメラマン)の撮影とあいまって軽やかさも感じた」とのこと。また、大工原の前作『赤猫』がほぼフィックスの端正な画面作りをしているのと比べても面白いという話しも。
大工原は『赤猫』制作時の話にも触れ、「脚本担当の井川耕一郎さんは言葉遊びをする。『赤猫』を企画しているときには『放課後』(森谷司郎監督)みたいなものをやりたいですねと話していました。それが、放課後、ほうかご、ホウカゴ…ほうか、と“ゴ”がとれて、いつの間にか放火の話になっていました」とのエピソードも。

『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う』はオーディトリウム渋谷で10/8まで公開でした。
期間中、たくさんのお客さんに見に来ていただきどうもありがとうございました。