10/5舞台挨拶&トーク!

10/5の上映前に舞台挨拶を行いました。この日は大工原正樹監督、伊野紗紀監督、宮田亜紀さん、美輪玲華さん、渡辺あい監督が登壇しました。

(右より大工原正樹、伊野紗紀、宮田亜紀、美輪玲華、渡辺あい)


宮田亜紀さん主演の『正当防衛』では撮影中、伊野監督が感極まってしまい、「カット」をかけるところで、間違えて「櫻井!(宮田さんの役名)」と叫んでしまったそうです。


『電撃』主演の美輪玲華さん。物語の終盤でキスシーンがあるのですが、クライマックスでの衝撃的な出来事のために、キスではなくてそちらに身構えてしまい、ずっと固まっていましたと告白されていました。


上映後のトークにはゲストに映画監督の鎮西尚一さん、長宗我部陽子さんを招き、大工原が話をしました。

(左より鎮西尚一監督、長宗我部陽子さん、大工原正樹)


鎮西監督と大工原は助監督時代からの先輩後輩の間柄、長宗我部さんとはデビュー間もない頃に『ザ・ストーカー』(1997)にキャスティングして以来の間柄です。
『ザ・ストーカー』では長宗我部さんをずいぶん楽しそうに演出している鎮西監督を、現場に参加していた大工原が見かけたというエピソードも。

鎮西監督は『ホトホトさま』に対して「完璧、といいたくなる。豊かな時間が流れており、とても音楽的な映画ではないか。ショットの一つ一つがきちんと捉えられている」との評を下していました。鎮西さんの映画こそまさに音楽的でもあります。

また、『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う』では子供の頃に弟・治が知らず知らずのうちに蠱を行い、カルピスの瓶を「ホトホトさま」に捧げています。
「ホトホトさま」という神様は、実は今回『電撃』のシナリオを執筆した冨永圭祐のオリジナル。彼が以前に書いた別のシナリオで登場させた神様の名前だったそうです。それを面白がった井川耕一郎さんが今回の脚本に取り入れたという裏話も。

たくさん制作についての裏話が飛び出した一夜でした。
『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う』は10/8までオーディトリウム渋谷でレイトショー公開です。
のこりわずかです!よろしくどうぞ。

劇場HP:http://a-shibuya.jp/archives/1375