『BMG』松浦博直監督

「姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う」の併映作品。プロジェクトDENGEKIにて公開(9/29,10/7)

2009年/20分/DV
監督・脚本/松浦博直
撮影:小原悠人/照明:森内健介/録音:朝倉加葉子/助監督:
甲斐靖人 冨永圭佑/音楽:瀬川聡嗣/銃器効果:遊佐和寿
出演:伊藤まき 西口浩一郎 岸野雄一

<あらすじ>
英子は父親の借金により、ある組織の代理殺人を請け負うことになった。やらなければ彼女が殺されるのだ。英子は指示に従って準備を進める中、和夫という青年と出会う。彼は英子に一目惚れをし、彼女をしつこくつけまわす。英子は準備を進め、標的を狙うが失敗。組織の手が伸びて英子に危機が迫る時、和夫が彼女の前に現れる。

<作品解説>
決してバカではないけれど夢見がちな男が、暗い瞳の女暗殺者に一目惚れをするファンタジー。フィルムノワールへの遠い記憶に連なる展開と歯切れのよい演出で見るものをぐいぐい引っ張りながら、ラスト、勘違い男の楽天性と女の「信じる心」が唖然とするような奇跡を呼ぶ。
なんといっても、女暗殺者を演じる伊藤まきのファム・ファタールぶりが素晴らしい。