名古屋舞台挨拶レポート!(冨永圭祐)

この度、7月14日から名古屋シネマテークさんにて、『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う』+プロジェクトDENGEKIが公開されました。
ゲストに岡部尚さん(『ホトホトさま』主演)をお迎えして、大工原正樹、長谷部大輔(『静かな家』監督)、渡辺あい(『電撃』監督)、磯谷渚(『わたしの赤ちゃん』監督)、中島知香(『ホトホトさま』、プロジェクトDENGEKIスタッフ)、僕の大所帯で初日舞台挨拶にお邪魔しました。

集合場所に着くと、岡部尚さんだけが座っておりました。
「あれ?まだ誰も来てないですか?」「んー、来てないね」
すると渡辺あいからメールがきました。
『道に迷いました。少し遅れます』
さすがです。
渡辺あいは到着しましたが、大工原正樹は一向に来ません。電車が遅れているようです。しかもどうやら渡辺と同じ道の迷い方をしているようです。さすがです。

15分ほど遅れて大工原正樹が到着しました。
「こんなこともあろうかと集合時間を早めにしといたんだよ」
と大工原は自慢気でした。さすがです。

新幹線に乗り込み、いざ名古屋へ。

着きました。

しかし右も左も分かりません。i-phoneを頼りに電車を乗り換え、ホテルにチェックインしました。部屋で休憩していると眠りそうになります。いかんいかんと煙草を吸ってごまかしました。
再びロビーに集合して、夕食を食べにいくことになりました。
おいしいものを探してうろうろ徘徊しました。
あ、映画館です。


伏見ミリオン座さん。こちらの受付の女性にチラシをお渡ししました。するとこの女性は、「みなさんがいらっしゃってるのツイッターで見て知ってました」とおっしゃる。
感無量でございます。お時間あれば、是非よろしくお願いいたします!

考えた末、奮発してひつまぶしを食べることになりました。僕は財布の中身を確かめました。なんとかなりそうです。


いやー、こんな気温と湿気の高い日はビールに限りますなカンパイ!!


うなぎうまいようなぎ

僕は自分の舌の幼さをさんざん馬鹿にされましたが、ひつまぶしのうまさに感動してがっつきました。ほんまにうまい!
うなぎは皮が苦手だったのですが、岡部さんに「冨永くん、皮がうまいよ」と言われ僕は「岡部さん、皮がうまいです!」と言いました。
大工原は前回名古屋で食べたときより鰻の量が少なくなっているとぼやいていましたが、僕の舌は大人の階段を一つ登りました。

我々が飲んで食ってばかりだと思われては困ります!
別ルートで来た長谷部大輔、磯谷渚、中島知香と合流し、いざ名古屋シネマテークさんへ!

着きました。


建物素敵です!雰囲気あります。


名古屋シネマテークの永吉さん。


名古屋シネマテークさんには図書室があり、映画関連の本がずらり。
「あの本は?」というものはほぼ全て揃ってます。戦前のキネ旬まであります。すごい!!心躍ります!!しかももちろん借りられます!!!

上映が始まりました。
本日の上映作品は『静かな家』と『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う』です。
『静かな家』は、思春期の少女の秘めた欲望を16mmフィルムで描いた胸がざわめく映画です。何度見ても主演の奥ノ矢佳奈さんの表情にやられます。

上映が終わり、舞台挨拶になりました。

大工原正樹は、岡部尚さんをキャスティングした経緯を中心に、『ホトホトさま』やプロジェクトDENGEKIについて話すうちにもりもり話がふくらんでいきました。
岡部さんにマイクが渡ると、岡部さんから「長かったですね」と鋭いつっこみが入りました。
岡部さんは、名古屋に来られた喜びをお客様に伝え、『ホトホトさま』が撮影されてから息の長い作品になった嬉しさや近年の出演作(桃まつり すき の『さめざめ』や『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』など)についてお話しました。
長谷部大輔にマイクが渡ると、岡部さんと美学校同期である長谷部から「長かったですね」とつっこみが入りました。
長谷部は主演の奥ノ矢佳奈さんについてお話しました。とても印象に残る女優さんなのですが、残念ながら現在はあまり女優業を行ってらっしゃらないようです。
磯谷渚は、本日とは別日に上映される自作『わたしの赤ちゃん』について紹介しました。
渡辺あいも、同じく自作『電撃』について紹介しました。

磯谷・渡辺両名の作品と、大工原正樹の『純情No.1』の3本はBプログラムです!
3本とも突き抜けて笑える作品となっております。Aプログラムとはまた違った魅力のラインナップです!名古屋の皆様よろしくお願いいたします。

名古屋シネマテークHP(http://cineaste.jp/

僕は今回も何故か登壇することになり、やっぱり「え、何話せばいいんですかね」となりましたが、せっかくなので拙作『乱心』についてお話させていただきました。

その後、ロビーにてサイン会。

上映が終わり、永吉さん、お客様たちと台湾料理屋で飲みました。
岐阜の映画作家・鉄砲玉のオオノさんが岐阜からなんと5人もの映画好きの女性を引率して劇場に駆けつけてくださっていたので、そのまま呑み会に。
名古屋在住の元映画美学校生・三島さんの姿もあります。


ここ、とてもおいしいです。おすすめは結構辛いですが台湾ラーメン

その後、オオノさん、三島さんたちとお別れして、永吉さんと2件目へ。

いい時間になったのでホテルへ帰ることになりました。
大工原正樹は飲めば飲むほど覚醒していく人なので物足りなそうでしたが、本当にいい時間だったので帰りました。

おやすみなさい。

名古屋シネマテークでの上映は残すところ後2日、7月20(金)までです。
今日19日(木)はBプロ(『電撃』、『わたしの赤ちゃん』、『純情№1』+秘密短編)
明日20日(金)はAプロ(『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う』、『静かな家』)
となっております。
上映スタートは連日20:50、終映は22:10頃の予定。
名古屋近郊で未見の方はぜひ名古屋シネマテークへお越しください!