シネマテークたかさき初日舞台挨拶レポート!(冨永圭祐)
シネマテークたかさき初日舞台挨拶レポート
9月29日〜10月5日まで1週間、シネマテークたかさきさんにて『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う』+プロジェクトDENGEKIが公開されております!
ということで、美輪玲華さん(『電撃』主演)、渡辺あい(『電撃』監督)、佐野真規(『お姉ちゃん、だいきらい』監督)と初日舞台挨拶に行って参りました。
湘南新宿ラインに揺られること1.5時間。
高崎に到着しました。
道が広くてゆったりしていて、なんだか時間の流れもゆったり感じます。
なんて安心できる土地なんだろう。と、僕と佐野真規は思いました。
まっすぐ歩いて直角に曲がり、まっすぐ歩くとシネマテークたかさきに着きました。
休憩室に案内していただき、ふうと一息ついたのですが、みんなそわそわしております。
そう、今日は我らがキャップ・大工原正樹がおらんのです。
気を紛らわそうと佐野真規は窓を開けて外を眺め、僕は用意されていたYOKU MOKUをもぐもぐ食べました。
さらにいただいたお茶をごくごく飲んでいると副支配人の小林栄子さんが挨拶にきてくださいました。
小林さんによると、シネマテークたかさきは高崎映画祭からの流れの中で作られた映画館とのことでした。
高崎市民有志のボランティア団体で運営されている高崎映画祭、そして設立されたシネマテークたかさき、会員数も今では1000人を超えているとのことでした。
温かさと共に心強さを感じました。
いよいよ上映前舞台挨拶が始まります。
渡辺あいは、「『ホトホトさま』演出部での経験と、その時の悔しさを『電撃』にぶつけました。『電撃』は紆余曲折を経て完成した作品です。主演の美輪玲華さんは、自分が関わった別作品のオーディションにいらっしゃった時からずっと気になっていた女優さんでした。楽しんでいただけたら幸いです」とアピールしました。
『電撃』は、渡辺の思いのたけが込められたまさしく電撃のような作品となっております!
美輪玲華さんは「この作品と幾度となく舞台挨拶に立ちましたが、未だになかなか慣れません。『電撃』は何故だか自分で見ていて自然と眉間にしわが寄ってしまいます。帰ったあともきっと眉間にしわを寄せて考えるのだと思います。自分が出演して知っているにも関わらず、『そこで終わるのか!』と改めて驚きます」
とお客さんの笑いをさらいました。
佐野真規は、小林さんから聞いたシネマテークたかさきの生い立ちに触れ、高崎に住む方々と映画館のつながりへの感慨を語りました。また、自作『お姉ちゃん、だいきらい』について、「この作品はここにいる同期のメンバーたちで撮りました。撮影に長い期間をかけましたが、その間演出に迷ったときは同期のスタッフたちに聞いては考えながらとにかく楽しい撮影でした。」
と話しました。
最後に僕は、『ホトホトさま』やプロジェクトDENGEKIについて簡単に説明し、これから1週間よろしくお願いします。と始まりの挨拶をさせていただきました。
舞台挨拶を終えたところで、ぼくたちはお腹が空きました。
小林さん曰く「高崎は日照時間が長く、小麦の生産が盛んです。高崎の名物は実はパスタです!」とのことで、早速近くのパスタ屋さんに連れて行っていただきました。
シネマテークたかさきから歩くこと2,3分『Gru』というお店です。
数ヶ月前に出来たばかりらしく、店内はとても綺麗でおしゃれです!
宣伝に協力していただいてるようで、店内ではプロジェクターで壁に映画の予告編が投影されています。
なんと、『ホトホトさま』の予告編も!!ありがとうございます!!
そして、
お通しに出てきたオリーブを口に含んだとたん、みなの顔がほころびました。
「映画を観るとき以外はだいたいおいしいものの事を考えます」という渡辺も、「人生で一番つらい瞬間は、お腹が空いたと感じたときですね」と豪語する佐野もこのオリーブにべた惚れでした。世界で最も美しくおいしいと言われている、イタリア直送のオリーブだそうです。
恥ずかしくてその場で言えませんでしたが、オリーブを食べるのが二度目くらいの僕でもこのおいしさは分かりました。
そしてパスタ!
秋刀魚と大根のパスタに、ムール貝のパスタ、帆立貝とズッキーニのパスタ、どれもほんとに絶品なんです。
その場でも言ってしまいましたが、僕はズッキーニを初めて食べました。
このパスタが美味しすぎて「うわ、めっちゃパスタが美味い!」とアホみたいな感想を言ってしまいました。
「もう一杯食べたい」
みんなは笑っていましたが、僕は本気(マジ)でした。
20時の回の舞台挨拶前に、東京での会議から急いで戻ってきてくださった支配人の志尾睦子さんとご挨拶しました。
心残りは、日帰りで訪れたので上映の終わりまでいることが出来ず、お客様や志尾さん、小林さんたちとゆっくりお話できなかったことです。
高崎はもう一度ゆっくりと訪れたい所でした。